The door of HU reform needs to be left open for the future
Mitsuo Ochi
学長に就任して5年になりました。昨年度、国から各国立大学に交付される運営費交付金の「成果を中心とする実績状況に基づく配分」(総額850億円)では、残念ながら厳しい評価を受けました。
この評価は、大学のマネジメントに加え、教育研究による共通指標が基準とされています。各領域における構成員の皆さんの大変な頑張りは、私もよく理解しており、大変感謝しております。
私事ながら、身内が大学病院に入院していたため、仕事の後、毎晩病室を訪れ、久しぶりに患者さんのために全力を尽くしている医療スタッフの皆さんの姿に触れました。近年、国立大学の収支の中で大学病院の収入の占めるウエートは極めて大きくなっています。その状況の中で広島大学病院は医薬品および医療機器の納入価格の見直しなどにより極めて高い黒字を維持していますが、評価の対象にはなっていません。
今年度は、より良い評価を得られるよう実績作りに取り組んでいく必要があるとはいえ、評価の「物差し」は一つではなく、多種多様であることもまた確かです。単一の物差しだけであれば、大きいか小さいかの違いはあっても「金太郎あめ」しか生まれません。大学にはそれぞれの地域における特有の文化、歴史、特徴があります。一つの評価法に縛られない、むしろそれを乗り越えるような壮大な取り組みこそが未来の教育のために不可欠だと考えています。
今は評価の対象になっていない大学改革や投資が必須であると考えて、この5年間、広島大学が進むべき方向性を皆で探り、グローバル化へと大きくかじを切ってきました。
広島大学では大学院改革も成し遂げ、東広島市のご支援もいただきながら、東広島キャンパスに「国際交流拠点施設」を建設いたします。2016年度から毎年、研究インターンとしてハーバード大学やシカゴ大学の学生を10人規模で受け入れており、今年度はマサチューセッツ工科大学(MIT)からも受け入れ開始の予定です。また、今年初めにエジプトからは73人の医学生が霞キャンパスで講義や実習に参加しました。
昨年、日本経済新聞社などが実施した「企業の人事担当者から見た大学イメージ調査」で、広島大学は「対人力」全国1位、「行動力」3位の高い評価をいただきました。このような民間からの評価には勇気づけられます。
大学改革は未来に向かって開かれたものでなければなりません。現在の足元を見つめつつも、未来の日本を見

Home